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イベントEVENT

開催予定【関東支部】2025年度 第3回講演会『カーボンニュートラルに向けた水電解技術の最新動向』~関東支部主催イベントのご紹介~

支部協賛行事

テーマ

水電解技術の研究開発情報を通じて、水素利用技術を学び、理解を深めよう

概要

【全体概要】
本講演では、水電解技術の最新の研究開発事例を紹介し、水素利用技術の理解を深めることを目指します。水電解技術は、水を電気分解して水素を生成する技術であり、クリーンエネルギーの一環として注目されています。各講演では、最新の研究成果や技術の応用例を通じて、水素利用技術の重要性とその将来性について詳しく解説します。そして、持続可能なエネルギー社会の実現に向けた可能性を探ります。参加者の皆様には、水電解技術の応用について理解していただき、水素利用技術の重要性を再認識していただける内容となっています。

開催期間

2025年08月27日(水)

会場

■日時:
 2025年8月27日(水)13:00 ~ 16:35

■開催場所:
 自動車会館 小会議室
  〒102-0074 東京都千代田区九段南4-8-13
  最寄り駅:市ヶ谷 駅 徒歩2分

■申込締め切り:2025年8月18日(月)

お申込み先(関東支部HP)

https://www.jsae.net/kanto/event/detail/?id=2113

スケジュール

【講演概要1】
グリーン水素は、eメタンなどの原料として利用されるエネルギーキャリアですが、製造コストが高く普及の障壁となっています。東京ガスでは、将来のガス体エネルギーの脱炭素化をめざし、グリーン水素のコスト低減に寄与する低コストのプロトン交換膜形水電解セルの開発に取り組んでいます。具体的には、高い生産性を持つ水電解セルの製造技術の開発や、希少金属であるイリジウムの使用量を削減した新しい省イリジウム触媒、さらにはイリジウムを全く使用しない非イリジウム触媒の開発を行っています。本講演では、カーボンニュートラルに向けた東京ガスの取り組みとともに、これら技術開発の具体的な内容や事業化に向けた取り組みについて発表します。

【講演概要2】
アニオン交換膜水電解(AEMWE)は、系内がアルカリ性であるため非貴金属触媒の使用が可能であり、プロトン交換膜水電解(PEMWE)と同様に膜電極接合体(MEA)構造を有するため高電流密度化のポテンシャルを有しており,触媒やセパレータなどの非貴金属化による低コスト化と高電流密度化の両立が期待されている。本講座では、山梨大学で独自開発した触媒とアニオン電解質材料を用いたAEMWEセルを、種々の実用を模擬した条件で評価した性能と耐久性を紹介し、将来の方向性と今後の展開について解説する。

【講演概要3】
日本特殊陶業は長年のSOFC開発で培った技術を用いて、固体酸化物形電解セルの開発を行っております。本講演では、当社の水蒸気電解、共電解、リバーシブルSOCの取り組みを紹介いたします。

【講演概要4】
Hondaは、水素を環境負荷低減を可能とするエネルギーキャリアととらえ、1990年代より水電解技術、燃料電池技術の研究を行ってきた。水電解技術に関しては、独自の高圧水電解技術により機械式コンプレッサーを用いずに燃料電池自動車(FCV)への充填が可能なレベルの高圧水素製造を達成した。2019年からは、宇宙領域を新たな挑戦の場ととらえ、これまで培ってきた水電解・燃料電池技術の宇宙適用を目指した研究を開始した。本講演においては、高圧水電解技術および燃料電池技術開発の取組と、それらを統合し宇宙への適用を目指した技術研究を行っている循環型再生エネルギーシステムについて紹介する。

定員

【対面】40名
【オンライン】100名

申込方法

上記の関東支部HPからお申込みください。

◆本件に関するお問合せ先
公益社団法人自動車技術会 関東支部
TEL: 03-6261-7728
FAX: 03-3262-9688
E-mail: kanto@jsae.or.jp
<担当>保田・河村

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