終了色材協会中部支部 色材アドバンストセミナー2023
支部協賛行事
テーマ
ー塗料用樹脂材料、フィルム加飾の製品開発・技術開発動向ー
概要
本セミナーでは、塗料用樹脂材料およびフィルム加飾について広く紹介します。いずれも、意匠性や機能付与の観点から重要な材料であり、直近の課題やその開発動向についても言及する予定です。塗料または塗装に関する研究または事業に携わる皆様の一助になれば幸いです。この機会に是非ご参加ください。
開催期間
2023年12月14日(木)
会場
名古屋市工業研究所 電子技術総合センター1F 視聴覚室 (名古屋市熱田区六番3丁目4-41)
スケジュール
1.『ハリマ化成の塗料用樹脂について』 13:05~13:50
ハリマ化成株式会社 樹脂・化成品事業カンパニー 営業部 第二営業課 石田 健 氏
塗料は大きく分けて「樹脂」「顔料」「溶媒」「添加剤」から構成されます。その中でも「樹脂」は塗膜の主成分であり、光沢や塗装作業性、耐候性等といった機能付与に重要な役割を果たしています。今回はこの「樹脂」について、アクリル樹脂やアルキド樹脂、エポキシ樹脂といった代表的な塗料用合成樹脂について、その特徴や機能を紹介します。
2.『環境対応型ポリウレタンコーティング材料の御紹介』 13:50~14:35
三井化学株式会社 大阪支店 機能材料部 コーティング・機能材グループ グループリーダー 浅見 啓一 氏
環境問題への対応が注目される中、バイオマス資源の活用が期待されています。我々は、ポリイソシアネートをバイオマス原料から誘導することに世界で初めて成功しました。本日は、このバイオマスポリイソシアネートとバイオマス原料からなるポリオールを用いた高耐久のコーティング材料について報告します。
3.『有機無機複合樹脂について』 14:35~15:20
DIC株式会社 機能性材料技術1G マネージャー 河原 英昭 氏
有機無機複合樹脂製品群、開発品の特長を中心にご紹介します。フッ素樹脂並の耐候性と良好な耐汚染性を兼備し、超耐久性塗料用樹脂として顧客の評価をいただいている製品です。本講演会におきまして、この製品群の新たな用途展開などについて聴講者の方々とディスカッションできれば幸いです。
4.『光開始剤や硬化雰囲気の違いがUV 硬化塗膜に及ぼす影響』 15:30~16:15
東亞合成株式会社 名古屋工場 技術開発部 課長 佐内 康之 氏
UV 硬化において、光開始剤が、組成物の吸光特性や光源ランプの発光特性をもとに経験的に選択されることが多いのは、硬化塗膜は三次元架橋しているため、物性評価が難しく、硬化条件が変わると塗膜の構造・物性のどこが変わるのか分からないことが原因と思われます。本講演では、光開始剤や硬化雰囲気が塗膜に及ぼす影響を紹介します。
5.『環境対応に向けたフィルム加飾技術の展開』 16:15~17:00
日本ペイント・オートモーティブコーテイングス株式会社 フィルム事業部部長 小林 和人 氏
自動車産業共通の課題に「カーボンニュートラル」があり、自社からの排出抑制に留まらず、LCA での対応が求められる状況に移行しています。フィルム加飾技術は重要な一つの要素ですが、具現化に向けては、多くの検証課題を有しています。本講演は、「市場 顧客」、「設備 ライン」、「加飾材 材料」三位一体での課題解決の有効性を提案します。
定員
70名程度
申込方法
下記の添付ファイルをご覧ください。
参加費
下記の添付ファイルをご覧ください。
その他
【添付ファイル】2023色材協会アドバンスセミナー.pdf