表彰式とスケッチ講習会を終えたばかりの興奮さめやらぬ受賞者の皆さんに、
表彰式や講習会の感想、今回受賞したことで将来に対する考え方に変化があったかなど、
今の気持ちを率直に聞いてみました!
これから応募される皆さんへのアドバイスもお届けします。
「他の受賞者と出会えたことが嬉しい。身近にあまりいないから。」
「デザインするにあたって大切なことを教えてもらった。自分の足りない所を補ってもらった、有意義な時間。」
「モビリティデザイナーのイメージが明確に。将来の選択肢の一つになった」
菅﨑 瑞希さん【モビリティデザイン大賞】高校2年
大賞受賞の連絡メールを見て、信じられずにスマホを放り投げた管崎さん。
今回の作品は東京への一人旅行の経験を活かし、ユーザーは徒歩や自転車での移動を想定。⼈間らしい営みを残しつつ、⼤きな荷物のせいで活動ができないという不可能を可能にすることに価値があると考えた。
趣味は油絵。⼈のためにするデザインとは異なり油絵は⾃分のためにするので、絵で⾃分と向き合う時間が取れるのが楽しいという。
山口 レオン 剛史さん【ダビンチ賞 中学生の部】中学2年
今回の応募にあたり、日常的に使わない言葉である「モビリティ」とは何かを考えたという山口さん。作品を通じて伝えたいのは、個⼈規模で考えることと地域社会、さらには世界という⼤きな視点で考えていく必要があるということ。今回は通学の荷物が重い、という自分の困りごとを街全体のシステムへと発展させた。陸上部の長距離で効率よく走れるフォームを探求しつつ、茶道のお稽古にも通う。
宇野 暁斗さん【審査員特別賞】高専3年
初の高専生受賞者となった宇野さん。⾃分の思いやイメージを形にする経験や、コンテストに挑むことが、進学や就職活動に役⽴つと思い応募したという。機械科で普段製図を描くように物事を硬く考えがちというが、油粘土で形を考えてから絵に起こしたという作品からは、モノづくりが大好きな情熱とユーザーである患者に寄り添おうとする優しさがにじみ出ている。テニス部の部⻑として活動しており、全国⾼専⼤会に向けて⽇々練習に励む。
「描くのが好き、乗り物が好き、デザイナーへの憧れ・・理由はそれぞれ。でも人に褒められると嬉しくて、更に描くのが好きに。」
増田 朔山さん【モビリティデザイン賞 高校生の部】 高校3年
今回がラストチャンスだと知った時の衝動で応募したという増田さん。「カーデザイナー」という職業に惹かれて、海外の進学を目指した増田さんは、高校2年の秋から絵を描き始めてモビリティデザイン賞を見事獲得。学生会議UNIS-UNで学んだ都市農業のトピックとモビリティを組み合わせた。インタビューでは率直に貴重な意見を述べてくれた。趣味は散歩とAIで遊ぶこと。
加藤 凜さん【モビリティデザイン賞 中学生の部】中学2年
昨年佳作に入賞し、今年はもっと上位入賞を獲りたいという思いで挑戦したという加藤さん。デザイナーである父の背中を見て育ち、幼少の頃から絵の手ほどきを受けてきたが、今回の車とお酒の両方を楽しんでもらいたいという作品は、その家族の困りごとを解決するという愛情とユニークさに溢れたもの。根っからのクルマ好きで、ゲームを始め、車のカスタムや写真を撮って楽しむ。
「困りごとをいかに見つけるか。一見関係ないことでも結び付けて発想できるよう様々な経験を。自分ができる表現方法で。自分のカッコいいを信じる。」
浜名 克聡さん【審査員特別賞】高校2年
昨年の審査員特別賞受賞に続き、今年も同賞を受賞した浜名さん。絵を描くのが好き、というより、好きな物を描くのが好きだという。昨年も今年も、メカ愛を感じさせる機能をわかりやすく説明しようとする細かく丁寧な描写にその気持ちが表れている。自分がカッコいいと思うものを信じて描く、という芯はブレない。趣味は読書。